4.ギターの日々のケア/メンテナンス | アコースティック ギター ケア
日々のケア1:ネック、ボディー
ネック、ボディは、楽器専用クロスで軽くふいてあげましょう。
1点を強くこすりすぎてしまうと、傷がついてしまう可能性があるので、
気をつけましょう。
汗や汚れなどが、なかなか取り除けない場合は、
指板をきれいにするための、ギター専用スプレー又はオイルを、
使ってみると良いでしょう。
左下がボディー用のクリーナー。右下が指板用のオイル。
水を使って指板をふくときは、指板が水分をすいすぎてしまう
ことがあるので、ふいた後は、乾燥した布などで、
さらにしっかり、ふいてあげると良いでしょう。
日々のケア2:弦のケア1
『弾き終わった後に弦は、ゆるめたほうが良いのですか?』
という質問をよくうけます。
これは非常に微妙な問題で、楽器それぞれの強度によっても
変わってきます。
なので、簡単に考えると、毎日楽器を弾く人は、
その必要はあまりないと思います。
なぜなら、あまりゆるめたり、張ったりを繰り返すと、
逆にネックに負担をかけてしまう可能性があるからです。
1週間に1回、又は1ケ月に1回という人は、
ゆるめておいたほうが良いでしょう。
毎日弾く人も、ケースなどに入れて持ち運ぶさいは、
ゆるめておいたほうが良いでしょう。
現場に着いて弦が切れてる!という事態を避けるためです。
日々のケア3:弦のケア2
弾き終わった後に、弦の汚れをしっかり、
ふきとってあげると良いでしょう。
なぜなら、弦に付着した汚れによって、弦の振動率が悪くなったり、
チューニングが合わなくなったりするからです。
弦自体は消耗品ですが、出来るだけ寿命を長く保たせるために、
丁寧に汚れを、ふきとってあげましょう。
弦用のクリーナーもあります。
日々のケア4:保管環境
アコースティックギターは、大部分が木で作られているので、
温度や湿度に敏感に反応してしまいます。
気温が高い日の車の中など、高温多湿となる環境への放置は、
避けたほうが良いでしょう。
【僕は車の中に置いていて、ギターをだめにしたことがあります!涙】
室内では、冷暖房の風が直接あたる場所や、
窓ぎわは避けてほうがいいです。
一般的には温度20~24度/湿度45~55%が良いとされていますが、
なかなかこれを保つのは難しい!
なので、人がすごしやすい環境に、楽器を置いておくと、
そうトラブルも無いでしょう。
[ 記事:西尾 国弥 ]
ギター入門 アコースティック ギター編
1. ギターを弾く時に必要なツール | 2. アコースティック ギターの各パーツ |
3. ピックの選び方 | 4. ギターの日々のケア/メンテナンス |
5. ギターのチューニングの方法 | 6. 音叉を使ったチューニング |
7. ギターの弦の交換 | 8. アコースティック ギターを選ぶ前に |
9. エレクトリック アコースティックギター | 10. アコースティック ギター |
11. クラシック ギター | 12. 質の良いギターを見分けるポイント |